山本郁也氏を再びゲストに招いて、2014年6月12日に新宿のレストランで収録しました。全長2時間6分の雑談です。今回のトピックは、最近のウェブ制作のこと、ユーザーエクスペリエンスデザインのこと、アクセシビリティのこと、そして最後には情報の哲学と人間の身体性のような話にまで発展しました。
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curses(カーシス、カーズィス)はUNIX系システムでの端末制御ライブラリである。テキストユーザインタフェース(TUI)アプリケーションを作成するのに使われる。 – curses - Wikipedia
- Getting Real: Copywriting is Interface Design (by 37signals)
- Getting Real (by 37signals)サマリ - Zerobase Journal
- UIデザインを共有するためのシンプルな記法とは?(37signalsの場合) | IDEA*IDEA
- 『ストーリーとしての競争戦略』 楠木 建の「戦略読書日記」【第1回】:PRESIDENT Online - プレジデント
- ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 一橋大学名誉教授 野中郁次郎氏 今の時代に求められるリーダーとは | GLOBIS.JP
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もしかすると、情報時代の本当の問題は、データの氾濫ではなく、ホモ・ファーベルの大量発生と、それによって生まれるアーティファクトの氾濫なのかもしれない。 – 情報時代のホモ・ファーベル - カフェ・カサヴェテスにて
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「つくりたい」というホモ・ファーベル的欲望に任せてつくり続けて良いわけがない。それは「サービス」ではない。 - ホモ・ファーベルのフロンティア - カフェ・カサヴェテスにて
- 欲望のエデュケーション | PROSPECTS | HARA DESIGN INSTITUTE
- 1482夜『偶然の科学』ダンカン・ワッツ|松岡正剛の千夜千冊
- グロースハックとは何か 〜グロースハックをマスターするための究極のガイド〜 | VASILY グロースハックブログ
- デザイナーは未来に住んでいる - Zerobase Journal
- 悪玉ユーザーエクスペリエンスとアーキテクチャ支配の不可視性 - Zerobase Journal
- アルフレッド・ノーベル - Wikipedia
- 新国立競技場の何が問題なのか──中沢新一氏と伊東豊雄氏が問題提起 | GQ JAPAN
- 新国立競技場、コンペ審査の“激論”が明らかに|日経BP社 ケンプラッツ
- ニュース - 消費者庁が「コンプガチャ」規制のQ&A集発表、射幸心あおる仕組みを抑止:ITpro
- 「ストリートビュー」に批判相次ぐ キスシーンやラブホ画像次々削除 : J-CASTニュース
- Flash: 99%有害 – U-Site
- 人机交互論: ニールセンのAlertbox
- 攻殻機動隊 - Wikipedia
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野中:場をつくる目的は皆の主観をつくることだと申しましたが、では皆の主観をつくるときに根底にあるのは何か。これは身体的に触れ合わなければいけないということです。ヨーロッパの哲学者が言っていたことですが、たとえば右手で左手を握ると、最初は「右手が左手に触れている」と感じます。ところがしばらくすると「左手が右手に触れている」と感じるようになる。これは身体の共感が相互に移転するという意味です。これは他者との関係でも同様で、間身体性(Intercorporeality)の概念と呼ばれています。先ほどご紹介したホンダのワイガヤは、実は同じ場で大いに飲み、温泉に入り、身体的に共感しあるいは共鳴しているというポイントがあるんですね。これはホンダの知恵だと思います。理論的に言えばやはり間身体性と言いますか、身体がどこかで共振・共感・共鳴するという必要がある。 – 一橋大学名誉教授 野中郁次郎氏 今の時代に求められるリーダーとは | GLOBIS.JP
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今後は、ぼくが主催するイベントを「シンポジウム」と呼んだ場合、「懇親会不参加」を禁止にします(笑) – ワークショップ、シンポジウム、セミナー、レクチャーという言葉の意味もすっかり日本化 - 情報建築家 石橋秀仁
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こういう情報環境を前提にカンファレンス・イベントを再考してみましょう。すると、「集わないと、できないこと」がイベントの本質的な価値だと思えてきませんか? – 近未来のカンファレンス・イベントのかたち - 情報建築家 石橋秀仁
- ユーザー・エクスペリエンスについて考える人に読んで欲しいクリッペンドルフの『意味論的転回−デザインの新しい基礎理論』 - 情報建築家 石橋秀仁
- Webアクセシビリティ・ファースト
- 総務省|情報バリアフリー環境の整備|情報アクセシビリティの確保
- アクセシビリティは〈裏技〉として普及する - Zerobase Journal
- アクセシビリティのリブランディング - zerobase書き散らす
- Apple - アクセシビリティ - iOS - VoiceOver
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この電子政府ユーザビリティガイドラインとその付属文章には、Webを利用した電子政府システムを新規開発したり改修したりする際に、「企画」「設計・開発」「運用」「評価」の4段階で、ユーザビリティを向上させるためにどのような活動をすべきかが述べられている。注目すべきは、その活動を行う中で、発注側の府省の関係者がユーザビリティに関する知識やスキルを十分持っていない場合には、ユーザビリティ専門家を選定しその支援を受ける必要性があると明記されたことである。また、受注側のベンダーにおいても、エンジニアや設計者を支援し人間中心設計を推進するために、ユーザビリティ専門家の支援が必要であると書かれている。 – 電子政府ユーザビリティガイドライン策定でユーザビリティ専門家認定の動き/HCD-Net通信 #14 | Web担当者Forum
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アクセシビリティポリシーは、国によって違いますが、EU を含む多くの国では、World Wide Web Consortium(W3C) の Web Content Accessibility Guidelines(WCAG) に基づいた規格を採用しています。アメリカの リハビリテーション法第 508 条 では、連邦政府が管理する Web コンテンツは、障害者にもアクセスできるものでなければならないと定められています。この法律は、W3C の優先度 1 のチェックポイントを基準に制定されたものです。 – Macromedia - アクセシビリティ : アメリカの第 508 条
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ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン 2.0(以下、WCAG 2.0)は、ウェブコンテンツをよりアクセシブルにするための広範囲に及ぶ推奨事項を網羅している。このガイドラインに従うことで、全盲又はロービジョン、ろう又は難聴、学習障害、認知障害、運動制限、発話困難、光過敏性発作およびこれらの組合せ等を含んだ、さまざまな障害のある人に対して、コンテンツをアクセシブルにすることになるだろう。また、このガイドラインに従うと、すべてのユーザに対してウェブコンテンツをより使いやすいものにすることにもなるだろう。 – WCAG 2.0(W3C勧告)日本語訳 [原題:Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0]
- ARPU
- 10万年後の未来のためにデザイン/テクノロジーは何が出来るか? 山本 郁也 先生 - 無料動画学習|schoo(スクー)
- 検証されない仮説によって法律、規制をつくるべきではない~自民党橋本岳議員・法務委員会質疑書き起こし
- 学ぶ力 (内田樹の研究室)
- アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 知識人論の落とし穴-サイードの『知識人とは何か』を読む- - 紅旗征戎
- インテリゲンチャ とは - コトバンク
- ロング・ナウ協会 - Wikipedia
- 映画『トランセンデンス』公式サイト 6月28日(土)“超越知能”全国超拡大公開
- 幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
- キリンヤガ (ハヤカワ文庫SF)
- 原罪 - Wikipedia
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One of Cypher’s most famous quotes from the movie is “Ignorance is bliss”, which he says while speaking with Agent Smith, referring to the state of people inside the Matrix. – List of minor characters in the Matrix series - Wikipedia, the free encyclopedia
- 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 正義論 (ロールズ) - Wikipedia
- マイノリティ・リポート - Wikipedia(※「トータル・リコール」や「ブレードランナー」ではなく、正しくは)
- ゼーガペイン(※この作品の中での肉体のあり方は、ネタバレになるので詳しく述べませんが、マトリックス型ではありません)
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身体性(しんたいせい、Embodimemt)とは身体が持つ性質を指す。分野ごとに様々な定義がある。 […] 認知科学、人工知能の分野では、物理的な身体があることによって、環境との相互作用ができることにより、学習や知能の構築にもたらす効果や性質を指す。 – 身体性 - Wikipedia
- 情報のマテリアリズム
後日談
- 山本
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石橋さんからもらった課題への回答ですが、あの時感じたちょっとした気持ち悪さは、ノスタルジー的なくだらない反動の感情だということで自己解決しました。謎
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もうちょっと前向きに、何とか批判したいと思っております。笑
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ただ、ホモサピエンスは終焉間際なのかもしれないな、と。
- 石橋
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脱身体化したら、終焉しそうですね。
- 山本
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ホモサピエンスではなく、別の名前が必要ですね。
- 石橋
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収録ではマトリックス的な「どこかに身体があるタイプ」のインフォーグを想定してましたが、もっとハードなSFの世界では完全にコンピューター上にのみ存在する「人間」というタイプの世界設定もありますしね。東浩紀のQFもちょっとそういう感じ。
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根拠となる人体がなくなったとき(攻殻機動隊でいえば「人形遣い」的な人工知能)を「生命」と認識して「人権」を認めるかどうか、みたいな問題については今世紀中に我々は直面すると思いますしね。
- 山本
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そこはヒューマニズムの話ですよね。むしろヒューマニズムを再定義する必要すらありそうな。
- 石橋
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ぼくはヒューマニズムって人間側の認識の問題だと思ってるので、「相手に憐れみを感じる」ならば、それはもう人間側の「負け」というか、相手の存在の尊厳を認めるしかない。
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立場を入れ替えて、対象物のほうを主語にして言えば、「それっぽい振る舞い」がすべてであって、そのなかに「生命の本質」が宿ってるかどうかは関係ない。「哲学的ゾンビ」の議論ですけども、そこはbehavior主義でいいと思ってます。
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でも、そもそも「相手に心があるかどうか」を問題にする「心の哲学」的な基準から相手の尊厳を認めるかどうかを判断するというのが、一種の人間中心主義だと批判できて、そこからピーター・シンガーは「動物の解放」というし、フロリディは「存在中心へ」と言い出す、的な…w
- 山本
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そしてリオタールはアンチインヒューマニズムを叫ぶわけですね。ぼくはまたこれに賛成で…w
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ヒューマニズムを叫ぶのはホモサピエンスの義務だとw
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しかし、動物の解放というのはあり得てしまう気もします。テクノロジー時代に不自由を感じてしまうのは、人間は結局動物に帰属するからですし。では動物から解放されれば良いだけの話なわけで。
- 石橋
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「地球をヒト以外の動物に譲った上で、ヒトは宇宙空間で太陽エネルギーとか使いながらコンピューターの中の情報的存在にアセンションします!」 ってのは「脱人間中心主義」や「環境倫理」の立場からは究極の到達点ですよね。ぼくは脱人間中心主義ではないけども。
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「ヒトが身体を捨ててコンピューター上の情報的存在に移行する」という存在論的シフトは、「フィジカル(身体的・物理的)な不自由からの自由」という消極的自由の究極であって、リバタリアンには魅力的かも。
- 山本
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ぼく、地球をヒト以外の動物に譲るというのはけっこう支持します。
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環境野郎なので。謎
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そして45億年後の太陽の熱力学的な死を待つしかない以上、その選択肢は考えざるを得ないわけですし。
- 石橋
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マクロス船団的な何かで系外脱出ですかね
- 山本
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しかしできれば他の動植物たちも一緒に…w
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まさに宇宙船地球号ですよ。w
- 石橋
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ノアの方舟w
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ぼくのこういう考え方は『フロリディ情報哲学』に近いと思ってます。